さて、表題通り、「SAIの線画をIllustratorに持って行くとどうなるか」について検索するとyahoo知恵袋しか出てこない様でしたので、もう少し突っ込んで書いてみます。
昨日の記事と合わせてどうぞ。
SAI Illustration Techniqueを買って、試してみたよ。
http://yomikodesign.seesaa.net/article/411368693.html
まず、SAIの線ツールはこんなかんじです。
対して、Illustratorはこんなかんじ。
見た目はあまり変わらないですが、大きな違いが。
SAIにはハンドルがないのです。
で、昨日の記事ではサラっと書いただけですが、SAIのペン入れツールで描いた線はIllustratorに持って行くと画像になってしまいます。
これはSAIはPhotoshopと同じビットマップ形式というソフトなのに対してIllustratorはベクター形式のソフトなので、その仕様の違いのせいかと思います。
ビットマップ形式とベクター形式の違いに関しては話すととても長くなるので↓を見て下さい。
「ビットマップデータ」と「ベクターデータ」の違い - ウェブ学のすすめ
http://webgaku.hateblo.jp/entry/20120408/1333859650
拡大、縮小にはベクターが向いている、というか必須です。
SAIのペン入れツールで描いた線はSAIのソフト上で拡大、縮小しても荒れない様ですが、Illustratorに持って行くと、線として編集が出来なくなります。
昨日の記事で、Illustratorに持って行った時にライブトレースを使用しているのは画像に変換されてしまうので、再度編集が可能な様にパス化したかった為です。
つまり、流用前提だとSAIでは少し役不足なので、素材を作るのならIllustratorで作った方が後々役に立ちそうです。
SAIのペン入れツールが駄目、という話ではなく、SAIの中だけで楽しくお絵描きする分には全く問題ないんですけどね。
私は割と貧乏性なので、作った物はなるべく使い回したいのです(;´Д`)
という訳で、今後は写真トレースをしてそれをデザインワークに活かしたい場合はIllustratorを使用する事にします。
以上、実験結果でした(・ω・)ノ
割と専門的な話になってしまいました。何かご質問ありましたらどうぞ。分かる範囲でお答えします。
ではまた。
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